ABOUTKeystone ILS Capitalについて

Keystone ILS Capitalは保険リンク証券市場を活用して日本の社会課題に取り組みます。

社会課題解決への取り組み

狭小な国土に世界有数の経済が展開する
”災害大国日本”

  • 差し迫る巨大地震や、気候変動により激甚化する自然災害への対応は急務となっています。
  • 他国に類を見ない巨額の災害リスクへの十分な受け皿は存在せず、大部分が将来の被災地に滞留しています。

一方で、災害リスクの最大の受け皿である保険・再保険市場はかつてない課題に直面しています。

  • 気候変動による不確実性上昇

  • 経済発展・都市化によるプロテクションギャップ*拡大
    *保険などによって手当されている経済的リスクと潜在的な経済損害の差

KeystoneILSCapitalは資本市場を活用した災害リスクソリューションによって
社会課題の解決に取り組みます。

  • 社会や企業が必要とする新たなリスクの受け皿を、伝統的な保険以外の方法で提供します
  • 国内に滞留する巨大自然災害リスクを保険リンク証券により流動化し、国内外での分散を促進します

実現を目指す社会

切迫する国難級の巨大地震や激甚化する気象災害により、経験のない規模の経済損失を伴う自然災害の発生が懸念されています。
日本社会が少子高齢化や人口減少などの社会課題を抱える中、事後的な公的支援を拠り所とする従来の復旧・復興モデルは、モラルハザードや世代間の不公平を生みます。また、発災時に十分な公的支援が適時に提供されなければ復興に要する期間が長期化し、経済活動への影響を通じて間接損害が被災地内外へ広がることで、損害がさらに拡大する恐れがあります。

保険リンク証券*取引は主に資本市場を活用し、従来の保険や再保険とは異なる方法で、多様な経済主体が参加する事のできる金融取引です。
国内に滞留するリスクを保険リンク証券により資本市場へ移転することで、災害に対して強靭な社会構造に近づけることが目指します。

一方、災害リスクは伝統的な金融資産やマクロ経済イベントと相関の低いオルタナティブ投資の対象として、投資家に運用資産の分散機会を提供しています。

Keystone ILS Capitalは保険リンク証券により国内の災害リスクを流動化し海外移転を促進します。また、それと同時に国内資本による海外分散災害リスクへの投資を促進します。

双方向の流れを生み出すことで、リスク移転コストの負担と投資家として享受するリターンが相殺され、国外への富の流出を防ぎながら国内災害リスクと分散された海外リスクを交換し、国内に滞留する巨大災害リスクを分散化します。

保険リンク証券(“Insurance Linked Securities”又は”ILS”)とは、資本市場を活用した災害リスク移転手法の総称で、災害リスクを証券化するキャットボンドや、再保険取引に類似する担保付再保険などが含まれます

ミッション、ビジョン、バリュー

  • Mission

    災害大国日本の災害レジリエンスを高め、持続可能な社会を実現するため、保険リンク証券市場を活用した各種の災害リスクソリューションを提供します

  • Vision

    過剰なリスクを丸抱えするか、巨額のコスト負担による海外へのリスク移転かの何れかを選択するだけでなく、保険リンク証券によって国内リスクを流動化し、分散された海外リスクと交換する新たな災害リスク管理の形を提案します

  • Value

    ニッチで専門性の高い市場での国内外における比類なき経験と、大手国際再保険ブローカーとの提携によって、ソリューションを国内市場に提供します

提携企業について

Keystone ILS Capitalは、大手国際保険ブローカーHowdenグループと業務提携しています。
Howdenグループとの業務提携により保険リンク証券手配に必要なサービスをワンストップで提供することができます。

社名
キーストーン・アイエルエス・キャピタル株式会社
資本金
3,283万円
代表取締役
山本 伸二 (代表者略歴)
住所
東京都中央区日本橋兜町5-1 兜町第一平和ビル4階 FinGate BASE
設立
2022年10月26日
法人番号
7010601062051

代表者略歴

2000年住友銀行に入行し、2002年から米国勤務。統括部門を経て金融商品開発部門に配属。2007年まで米国で債券ポートフォリオ運用や関連業務の立ち上げを担当。2007年にJPモルガン証券に転職し帰国。2009年までマーケターとして、ILSファンドを含む、各種金融商品のマーケティングを担当。 2009年に保険ブローカー大手Aonに入社。企業向けARTソリューション業務を経て、2010年以降エーオンセキュリティーズの一員として保険リンク証券に特化した業務を担当。 マネージングダイレクターとして主にキャットボンドのストラクチャリングを主導し、日本の地震や台風リスクを対象とする数多くの案件を手掛ける。 この間、日本の災害リスクに合わせた各種ストラクチャーの開発、シンガポールや香港を発行地とするアジアのスポンサー向けの初の案件、ILSファンドへの投資を検討する投資家へのコンサルティング、パラメトリック型リスク移転商品の開発プロジェクトなど数多くの案件を手掛ける。